湯シャンは育毛に効果あるのか?

湯シャンする男性
湯シャンは芸能人のタモリさんが提唱した「お湯だけで皮脂と汚れを洗い落とす」方法で、湯シャンは頭皮が本来持つ保護機能を促して育毛に良い効果が発揮されると言われており、シャンプーを使うよりは湯シャンのほうが経済的だし、育毛に良いのではないかと多くの人が興味を持っています。

しかし調べた結果、場合によっては薄毛・ハゲを引き起こすかもしれません。今回は湯シャンの方法からなぜ流行ったのか、本当に育毛効果があるのかなどについて話します。

湯シャンの方法

湯シャンはシャンプーを全く使うという訳ではなく、最初は1日おきにシャンプーをしない日を作り、少しづつシャンプーをしない日を増やしていきます。湯シャンのポイントはなるべく早く乾燥させることです。湿気があると雑菌が繁殖しやすくなり、いやな臭いや炎症を引き起こやすくなります。

ブラシ

まず浴室に入る前に動物の毛を使った柔らかい毛を使ったブラシでしっかりと汚れを落とします。このブラッシングで髪や頭皮の汚れを取り除きます。次に40度ほどのお湯で手を使わずにすすいでいきます。手を使うと髪を引っ張って毛根にダメージを与える場合もあります。

すすぎ

次に頭皮の皮脂を浮かすためにマッサージを行います。力加減を間違えると内出血を起こしたり髪を引っ張ってしまうので、ゆっくりと押し上げてください。マッサージをすると頭皮の血行が良くなり、ある程度の皮脂や汚れが洗い流しやすくなります。シャワーを頭皮に当てていき、当てすぎると頭皮に悪いのでちょこちょこ場所を変えていきながら洗ってください。

ドライヤー

最後に乾かしましょう。最初はタオルを当てるだけで、ゴシゴシしないように水気をタオルに吸わせていきます。その後なるべく風の強いドライヤーを使って乾かし、最初は温風で最後はクールダウンのために冷風を当てるようにします。

普通のシャンプーの仕方と比べると工程が多く、洗髪する時間は湯シャンのほうが長いです。お手軽だと思われている湯シャンですが、実はかなり手間がかかります。

湯シャンはなぜ育毛に有効的なの?

湯シャンが人気なのは「シャンプーをやめると、髪が増える 抜け毛、薄毛、パサつきは”洗いすぎ”が原因だった! (ノンフィクション単行本)」という本がきっかけで、有名人も湯シャンしているというニュースが広まって「湯シャンをすれば頭皮の悩みを改善させ、育毛効果がある」ということになったようです。

湯シャンの効果を具体的に知りたくて色々調べてみた結果、「皮脂の分泌量が減る」効果があるようです。湯シャンはシャンプーよりも皮脂を取り除くことはできません。洗い残しができるということです。

この洗い残しは、最初は軽い炎症などを起こしますが、次第に頭皮が「皮脂を多く分泌しすぎている」と認識し、皮脂をあまり出さなくなるようです。この効果によって、脂性肌や抜け毛を抑止できると期待できます。

実は湯シャンは育毛効果ナシ?!

逆にはげる。
湯シャンによって皮脂の分泌量が減少し、その分の栄養を毛根に与えるようになると言われていますが、それは正常な頭皮である人が得られる効果です。薄毛・ハゲに悩まされている人の頭皮で湯シャンを行うと、育毛効果は得られず、場合によっては悪化するかもしれません。

毛根の働きが衰弱している頭皮の環境はひどい状態です。血行が悪く、所々で細菌による小さな炎症を起こしているかもしれません。そんな状況で、何か月もフケ・かゆみを発生させている状態で過ごす。毛根の働きは著しく弱って行きます。

有名人が湯シャンで育毛効果が出たなどの話題が出ていますが、湯シャン以外にも育毛剤などの様々なことをしていると思います。タモリさんも以前は植毛していたらしいので、現在も何らかの治療を受けている可能性がありますしね。湯シャンだけでは、薄毛・ハゲを改善させることはできないと考えられます。

フケやかゆみを引き起こす場合も…。

湯シャンは正しい方法を行っても、かゆみだけではなくフケや、臭いなどの頭皮のトラブルを確実に起こします。

理由は頭皮の保護機能がまだ十分に働かず、また皮脂も以前シャンプーしていた頃のと同じ量で分泌されるからです。そんな状態でずっと日中過ごすのですから、雑菌が繁殖し、炎症が起きるのは当然です。

体の機能は数週間単位ではなかなか変わりません。頭皮は過剰に皮脂を分泌しているだと認識し、ゆっくりと分泌量を調整させていきます。約半年ほどでフケ・かゆみが引いてくるとのことです。

まとめ

皮脂もあまり分泌せず、フケ・かゆみもあまり発生していない頭皮である場合のみ、湯シャンは効果を発揮します。まずは頭皮の状態を整えてから、湯シャンをしたほうがイイと思います。自分の頭皮とよく相談をしてください。