毛根はどうやって髪を育てるの?毛根の構造と働きについて調べてみた

どうやってハゲを治そうか悩んでいる人。
抜け毛とか見てみるとぽこっと丸くなっている毛根がありますよね・・・・毛根が抜けた毛穴からは、もう二度と毛は生えないんじゃないか?とふと焦ることはありませんか?

そもそも毛根って、どんな構造をしているんでしょうか?よく断面図とかは見ますけど、どうやって髪の毛が生成されるのかは何となくでしか知りませんよね?今回は毛根の構造や髪の毛が作られていく仕組みなどの、毛根について詳しく調べてみました!!

目次

毛根は二つの器官で構成されている!

指を2本立てている

毛根に中には毛乳頭毛母細胞という2つの器官に分かれており、それぞれの働きとして毛乳頭は毛細血管から栄養を受け取り、毛母細胞は細胞分裂を繰り返すことで、髪の毛を成長させます。

毛乳頭は頭皮の毛細血管と直接つながっており、受け取った栄養を毛母細胞に与えたり、毛母細胞が髪を生み出すように命令する役割を持っています。

毛母細胞には髪の毛を黒くする「メラニン色素」を生成する働きがあり、加齢やストレスなどにより毛母細胞が衰弱していたり毛乳頭からの栄養が少なくなっていることで白髪は発生しており、ちょこちょこと白髪が発生し始めている人の頭皮は薄毛が引き起こされる一歩手前であると言えます。

毛根の周りにある器官”毛根鞘”について

毛根の周辺にも髪育てるために必要な多くの器官があって、特に毛根鞘と呼ばれている器官は生成された髪を包んで栄養を与えたり、抜けないように支えたりする役割を持っています。

むりやり髪を抜いた時に毛根周りに白い脂肪みたいなものがついてくることがありませんか?それが毛根鞘であり、よく「この白い部分まで抜けてしまうと二度と生えなくなる」と言われてましたがそんなことはなく、毛根鞘は取り除かれても再生します。

毛根は浅かったり、斜めに存在していたりする?!

毛根は頭皮に同じ深さで生えているわけではなく、大体4~6mmぐらいの深さに存在しており深ければ深いほど毛細血管から多くの栄養を受け取るので太い髪を生成することができて、頭皮の毛穴の深さは頭皮の厚さによって変わります。

よく「頭が柔らかい人は薄毛にならない」といわれているのは、頭皮がよく伸びれるほど厚いという証拠であり、つまり毛根も深く存在しているということになります。

また、表皮へまっすぐ伸びていない毛根があったりします。分け目とか、つむじを中心に渦のように髪が生えていますよね?それは毛根が傾いているからであってヘアワックスなどで髪を整えているとき、いくつかの毛根は生えている方向とは別の向きに引っ張られているので、毛根にダメージを与えている場合があります。

特にオールバックや、髪を前から後ろへかき上げるクセがある人は、おでこの生え際部分の毛根に大きな力をかけてしまっているので、髪を育てる働きが弱ってやがてM字ハゲを起こす原因になってしまいます。

毛根が髪を育てるために大切なキーワード”ヘアサイクル”

サイクル

髪の毛が毛根の働きによって成長する際に一定の期間で成長スピードを変化させ、ある程度髪の毛を成長させると成長させるのを止めて新しい髪の毛を作り出します。髪の毛が飲み始めて、抜け落ちるまでをヘアサイクルと呼ばれています。

初期
完全に成長しきった毛根は毛細血管から切り離されて、新しい毛根が生成されるようになります。また髪を支えている毛根鞘の働きが弱まっていき、簡単に抜けるようになります。
成長期早期
新しい毛根が育ち始め、古い毛根は下から押し出されて抜け毛として自然に排出されていくか、シャンプーやブラシなどで髪に力がかかって抜けていきます。自然な抜け毛は毛根鞘もついておらず、毛根も小さい楕円形をしています。
成長期中期
髪の毛を成長させ、毛根が太くなってきます。健康な頭皮だと、成長期は2~6年程続きますが、血行が悪かったりすると期間が短縮する場合があって髪が細くなって縮れたり、場合によっては白髪を引き起こしたりします。
成長期後記
毛母細胞がだんだんと分裂されなくなり、髪が成長するスピードが遅くなってきます。この成長期後期は別名”衰退期”と呼ばれ、通常頭皮全体の10~20%の毛根が衰退期に入っています。
退行期
2週間程かけて毛乳頭の働きが止まっていき、毛根は一切栄養を得ることができなくなって収縮します。この時期は新しい毛根を生み出すために栄養を貯蓄しており、退行期が終わるとまた初期に戻ります。

毛根はこのヘアサイクルを繰り返し繰り返し行う器官です。一本だけ育ったらオシマイというわけではなかったんですね。

薄毛の原因は、ヘアサイクルが短くなっている?!

安定したヘアサイクルで起こる抜け毛を”自然脱毛”、不安定なヘアサイクルによって起こる抜け毛を“異常脱毛”と呼ばれています。

異常脱毛の原因は栄養不足や血行不順、男性ホルモンの影響などで毛根の働きは極端に落ちていき、ヘアサイクルの成長期に当たる期間が極端に短くなります。正常な成長期はは2~6年ぐらいの期間がありますが数か月~1年まで縮小されてしまってほぼ1年後には完全に成長を止めて抜け落ちます。

異常脱毛を繰り返して行くと細い髪しか生えず、そしてすぐに抜け落ちてあっという間に頭皮が見えやすくなる薄毛の状態になってしまいます。

異常脱毛の見分け方がある?!

虫眼鏡で見る

薄毛を引き起こす異常脱毛がによって頭皮か見えるようになる前に、抜け毛の毛根の部分を見て異常脱毛になっていないか確認しましょう。

正常にヘアサイクルが行えている時の抜け毛の毛根は丸く太っていて白くなっています。髪は生成されたばかりだと真っ白で黒の色素は入っておらず、正しいヘアサイクルでいると衰退期で色素が入ることがなくなり毛根が白いままで抜けていきますが、ヘアサイクルの期間が短くなっていると毛根は真っ黒で、途中でちぎったように毛根が黒いまま抜けており、また毛根の形状によって異常脱毛の原因がわかることができます。

毛根が丸くなっておらず細くなっている毛根になっている場合、男性ホルモンが原因の薄毛になりかけています。男性ホルモンは頭皮の毛根の働きを阻害してヘアサイクルを乱す効果があり、AGAや円形脱毛症の前兆である場合が多いのですぐに診療所に行く必要があります。

ひょろひょろと細いちぢれたしっぽのようなものがついている場合、毛根の働きが非常に衰退していて髪を育てる準備ができていない状況になっており、頭皮の血行が悪化していたりホルモンバランスが乱れていたりする危険性があります。

健康な毛根でも抜け毛に毛根鞘がついていることもあって、均等に毛根についていて綺麗な楕円状をしていますが、毛根にボコボコした変な形の脂っぽいものがついていたときは毛根鞘ではなく皮脂が多くついている場合があります。

皮脂は頭皮の保湿を高めたり細菌が毛根に入り込まないようにする働きがありますが、脂っこいものをよく食べる食生活を続けてたり、シャンプーなどで過剰に皮脂を取り除いてしまうと、皮脂が毛穴内部を埋めてしまうほど分泌されてしまいます。

毛根周辺が皮脂で埋まってしまうと髪を育てる働きが落ちてきて薄毛を引き起こします。食生活の改善やシャンプーを替えたほうがいいでしょう。

毛根は死ぬの?

異常脱毛を繰り返していると薄毛を起こすということはわかりましたが、ずっと生えていない毛根はどうなっているのでしょうか?ヘアサイクルも起こしていないということは、死んでいるということなのでしょうか?

調べてみると、毛乳頭が死滅してしまうとその毛穴からは二度と髪が生成されなくなりますが、ケガなどで毛根ごとえぐり取られたときぐらいでしか毛乳頭はなくなりません。つまり薄毛やハゲで悩んでいる人の毛根はまだ死んでおらず、毛乳頭の数が非常に減って髪を育てる働きがかなり衰退しているだけだということがわかりました。

加齢や不摂生な生活を続けていたことによる血行不順によって、頭皮に栄養を与えられなくなって毛乳頭の数が減少しますが一切なくなるということはありません。血行を改善させたり毛根に栄養を与え続ければ毛乳頭の量は少しづつ増えていき、髪を再び生やさせることができます。

毛根の働きを復活させるには?

薄毛・ハゲで悩んでいる人の毛根は極めて衰弱していますが、クリニックなどで診てもらい毛髪再生手術を受ければ、眠っている毛乳頭を活性化させて早期改善ができます。

また日常生活でできる毛根の働きを促す方法として、毎日ちょっとした運動を行ったり、あまり脂っこいものを食べないなどの生活習慣を改善させることが挙げられ、風呂に入っているときに軽くマッサージを行ったり血行改善効果がある食べ物を摂取して、少しづつ血行を改善させていくことが出来ますが、毎日行わなければ意味がありません。

そして長年薄毛・ハゲで悩まされている人の毛根には毛乳頭がほんのわずかしか存在せず、増やすためには膨大な時間と出費が必要になるので、薄毛に気づいたときにはなるべく早く改善に取り組んだほうがいいと思います。